ちびが逝った日
雨の降る8月30日、うちで一番小さかった亀が亡くなりました。
朝、気付いた時には水の中で動かなくっていました。
一番左が亡くなったちび
前日まで元気で、まったく何の前触れもなく突然の出来事でした。ウチに来てまだ3年。大きさもごろたんの半分ほどの男の子でした。
それでも、ここまで大きくなれば怪我や事故でもない限りずっと長生きするものだと思い込んでいました。
ウチに来て間もない頃。10gない。
亡くなる数日前に撮った写真。ジャスト500g
亡くなった姿を見ていても、寝ているだけですぐに目を覚ますんじゃないかと思うようなかわいい姿で、でもやっぱり手に乗せても、甲羅を撫でても目を覚ますことはありませんでした。
この子、実はけっこうな問題児で、同居している他のチビ2匹をとにかく噛みまくる。噛んだらスッポンか!ってぐらい離れない。おかげで他のちび達の手足や首は噛み傷だらけでボロボロでした。
なので今年の春ぐらいかな。数週間ほど、ほかのちび達とは離して、ごろたんのお隣の個室水槽へ隔離されていた時期がありました。
隣に越してきたチビが気になるごろたん
普段ちび達はごろたんとは別室にいます。そしてごろたんは、私の仕事部屋で朝から夜まで四六時中一緒に過ごしているのですが、そこへこのチビが一時的に引っ越してきたわけです。
なので私と一緒にいる時間が長くなったおかげで、ごろたんと共にこのチビの写真や動画は思いのほかたくさん残っています。
個室に隔離されていた頃
なかなか臆病な性格の子で、とても落ち着きがなく、しょっちゅう脱走をしようとして立ち上がっては転んでみたり、それでもエサを見せると目を輝かせて寄ってきたり、一日よくよく観察してみると、この問題児もなかなかか愛嬌があってわいい子でした。
最初の頃は仲の良かった3ちび。一番右が亡くなったちび。
その後、他のちび達の傷も治ったところで、また一緒の水槽に戻してみたのですが、たまに噛もうとすることはあっても、まあまあ仲良く暮らしている3匹ではありました。
そしてその数ヶ月後、ちびは亡くなりました。
あのまま、個室にいたら死ぬことはなかったのかな、なんて考えてみたり。原因がまったくわからないけど、でも何かあったんでしょうね。
これまで撮ったこちびの写真の中で私が一番好きな写真はこれです。
さんざん悪さをした後に「ボク悪くないもん」みたいな顔をしてこっちを見ている(笑)
目の色が綺麗な子でした
3匹のチビは基本3匹まとめて「ちびたん」と呼ばれていますが、実はこの子にはちゃんと名前がありました。
とにかくやんちゃで落ち着きのない性格からそっくりな人物の一字をもらって「久五郎(ひさごろう)」とつけられ「ひちゃ」と呼ばれていました。
他のチビを噛む度に「コラ!!噛むな!ひちゃごろうーーー!」と、それはもうしょっちゅう怒られておりました(笑)
ひちゃ五郎くん、どうか天国で先輩カメさん達と幸せに暮らしてね。
そして他の子を噛まないように!
楽しい3年間をありがとう。
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